本屋大賞が発表されましたね。
受賞作は「羊と鋼の森」。
※文芸春秋BOOKS ホームページより
昨夜のニュースで
「ピアノの調律に魅せられた一人の青年が調律師として、人として成長する姿を綴った長編小説。」
と報じられているのを耳にし、
「ん? 読んだことないのに、なんか知っている話だな。」と思いました。
どこかの入試問題で解いたことがあると思ったら・・・
2015年春(昨春ですね)の石川県の入試問題でした。
単行本の初版が刊行されたのは2015年の9月なので、時系列が前後しているように感じますが、
作品自体は2013年後半から、いわゆる文芸誌で連載されていたものです。
入試問題の出典ではよくあるパターンですね。
3/26(土)に実施した「高校入試分析報告会」の中で、
埼玉県の入試問題の出典傾向について話させていただきましたが、
よほど意地悪されないかぎりは、この作品が来春の入試問題で使われることはないと思っています。
(ただし、傾向が変わらないことが前提です。)
でも、僕自身は良い作品ならどんどん読んでほしいと思っているので、
この機会に手に取ってみることをオススメします!