公職選挙法の改正が、参議院でも可決されました。
これで、来年(2016年)夏の参議院通常選挙から、18歳以上が投票に参加することになります。
誕生日月が早ければ、高校生も投票に参加するということですね。
これに関して思うことが3つ。
① 10代は投票に行くのか?
20歳そこそこの投票率がイマイチな現状では、選挙権が2歳引き下げられたとしてもあまり変わらない気がします。世間では「若者の投票率に期待!」なんて言っていますが、一時的に盛り上がるにしろ、現状の投票率低下に歯止めがかかるものとは思いません。結局、親を含め、家族が誘ってあげたりしながら、「当たり前のこと」として選挙に巻き込んでいくことが大切なのかもしれません。
② ネット選挙がますますさかんに?
10代の有権者を巻き込むために、Twitterやニコニコ動画などを活用した選挙戦がますます活況を帯びてきそうです。10代だとLINEのほうが取り込みやすいのかな? 選挙の3、4日前ぐらいに、ネットを使って模擬選挙みたいなのが行われるとおもしろそうですね。1人一票などと固いことを言わず、とりあえずプロ野球のオールスターぐらいのノリで・・・。とにかく斬新な発想の選挙戦に期待したいと思います。
③ 参議院選挙かぁ・・・
参議院の比例代表選挙は、全国をひとまとまりにして行われます。北は北海道から、南は沖縄まで、同じ名簿を見ながら候補者に投票します。したがって、衆議院の総選挙のときよりも、有名人・著名人が立候補する傾向が強いです。10代の票を取り込もうと、有名人立候補合戦が見られるようだと、何とも言えない気持ちになりますね。
ドイツの10代の投票率は、60%を超えると言われています。
今回の法改正をきっかけに、日本の10代も選挙に足を運ぶようになるといいですね。