書店に行けば辞書がずらりと並んでいるが、実際どの辞書を買えばいいのかわからない……
学校が指定でもしてくれない限り、どこのご家庭でも感じることだと思います。
今日は、オススメの英語の辞書について書いてみようと思います。
(こういったことはもっと春先にやっておくべきでしたね。)
中学生になって、英語の本格学習が始まると、1冊ぐらいは手元に辞書を置いておくべきだと思います。
そんな入門者用の辞書をいろいろと比較してみましょう。
(もちろん電子辞書やアプリ等でもかまわないのですが。)
◎ ジュニア・アンカー(Gakken)
旭屋書店浦和美園店 人気1位から3位を独占!
特設コーナーで大きく特集されているため、人気になりやすいという側面もあるとは思いますが、中身も非常に充実しています。とにかく他の辞書に比べてイラストが多く、英語の入門者にはなじみやすい辞書だと思います。
また、each,all,everyなどをはじめとする『似た意味の語句』の使い分けがイメージしやすくなるように大変わかりやすく書いてあります。人気になるのも納得の一冊です。
人気1位は、英和・和英がセットになったもの。2位は、女子向けのピンク&キラキラ(表現力が乏しくてすいません…)で装丁されたガールズエディション。3位は、英和だけのもの。
和英なんて、ほとんど引いた記憶がありませんので、お値段の面からいってもノーマルの英和だけのものでよいのではないかと思います。
◎ スーパーアンカー(Gakken)
ジュニアアンカーで慣れてしまったら、次の一冊(高校進学後)はこれでいいのかもしれません。
同じ「調査」でも、examination、investigation、researchなどの、単語とその使い方がきちっと紹介されており、ジュニア・アンカー同様、類語に力を入れている印象を受けました。
他にも、「ことわざの極意」や「直訳の落とし穴」といったちょっと気になる特集が組まれています。
◎ 初級クラウン(三省堂)
旭屋書店浦和美園店 人気2位!
ほとんどの辞書は、黒と赤の二色刷りです。フォントのチョイスや、強調色の赤色の濃さなどのバランスがよく、見た目、見やすさにこだわる方にはコレかもしれません。
ここからは個人的な好みの話をします。
例えばgoという単語を調べると、たいていの辞書には意味が5つか6つぐらい載っています。さらにはgoを用いた熟語も多いので、熟語もたくさん載っています。
大切なのは、その記載の順番です。
個人的には、「まず意味が載っていて、そのあとで熟語が紹介されている」方が見やすいかな~ という感じ。1つめの意味とそれに関連する熟語…… といった感じで、ごちゃ混ぜにされると基本の意味がどのぐらいあるのかわからず、全体像がパッとつかみにくのでオススメできません。
また、できるだけ入門者を飽きさせないようにと「コラム」が多くて読むにはおもしろいのですが、英語とは関係ない豆知識が多く、やや残念な印象。できれば語源などをわかりやすく面白く紹介するコーナーにしてほしかった……。情報量に問題はなく、中学の間はしっかり使えますので、手に取ってみて見た目が好みであればどうぞ。
次回は、プログレッシブ、ベーシックジーニアス、チャレンジなどを取り上げる予定です。